はじめに
今回は、WebサイトとSalesforceを繋ぐ便利な機能「Web-to-Lead」と「Web-to-Case」について紹介します。
実はどちらも、Webフォームからの入力内容をSalesforceに自動登録できる機能なのですが、それぞれ用途がまったく違うのです。
この違いを知っておくと、「見込み客」と「問い合わせ対応」をきちんと分けて管理できるようになりますよ!
Web-to-Leadとは?見込み客をSalesforceに自動登録!
Web-to-Leadは、Salesforceで用意されているリード(見込み客)管理機能とWebフォームを連携させる仕組みです。
たとえば、「お問い合わせはこちら」の資料請求フォームにユーザーが入力した情報を、そのままSalesforceのリードとして登録できます。
- 営業向けの情報を自動で蓄積
- マーケティングキャンペーンと連動しやすい
- 自動で営業担当に割り当てることも可能
特に、新規顧客を獲得したい場面で大活躍します。
Web-to-Caseとは?サポート対応を効率化するフォーム
一方のWeb-to-Caseは、主に既存の顧客からのサポート問い合わせを管理するための機能です。
たとえば、「製品の不具合を報告する」「利用方法を問い合わせる」など、カスタマーサポートへの連絡内容を、Salesforce上の「ケース」として自動作成します。
- 顧客サポート部門に最適
- サービスレベル(SLA)に応じた対応管理がしやすい
- サポートチームへの自動割り当ても可能
サポート案件を見落とさず、担当者がすぐ動けるようにできるので、カスタマー満足度もアップします!
どちらを使えばいいの?使い分けのポイント
違いをざっくりまとめるとこんな感じです。
機能名 | 対象 | 登録されるオブジェクト |
---|---|---|
Web-to-Lead | 見込み客(まだ取引が始まっていない) | リード |
Web-to-Case | 既存顧客からの問い合わせ | ケース |
つまり、営業用の問い合わせならWeb-to-Lead、サポート用の問い合わせならWeb-to-Caseという使い分けになります。
どちらもHTMLフォームで簡単に組み込み可能
どちらの機能も、Salesforceの設定画面からHTMLコードを生成できるようになっています。
生成されたコードを自社サイトに貼り付けるだけで、簡単に連携フォームが作れるのです!
ただし、デザイン調整やスパム対策(reCAPTCHAなど)は別途考える必要があるので、Web担当の方と連携しながら進めるのがおすすめです。
まとめ:営業とサポート、両方に効く自動化の第一歩
Web-to-LeadとWeb-to-Caseは、WebからSalesforceへデータを自動で取り込める強力な機能です。
最初は設定に少し手間がかかるかもしれませんが、一度組み込んでしまえば、営業もサポートもぐっと効率化できますよ!
これから導入を検討している方はぜひ試してみてください。
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