こんにちは。
今回は私が某大手IT企業グループにエンジニアとして就職できた理由について、経験談を交えながらまとめていきたいと思います。
決して楽な道のりではありませんでしたが、「ちゃんとエンジニアとして働きたい」「未経験からでも本気で目指したい」と真剣に考えている方には絶対に参考になると思います。
ちなみに、私がエンジニアを目指して最初に入ったSES企業での3年間の話は別の記事にまとめていますので、興味のある方はぜひこちらもご覧ください。
▶️ “未経験者歓迎”の求人はなぜ危険なのか|私がSES企業で無駄にした3年間の記録
未経験者は「熱意」だけでは採用されない
未経験から新しい業界を目指す時には「とにかくやる気だけはあります!」みたいな熱意アピールをしがちですよね。私も最初はそんな感じでした。
でも実際は、残念ながら気持ちだけでは採用されないのです。
たとえばレストランで「うちは世界一おいしいです!」と言われても「ほんとかな?」と疑ってしまいますよね。
でも「世界イタリアングランプリ金賞」などの実績があれば「お、これは本物かも」と感じるはずです。
エンジニアの転職も同じで、「本気です」という気持ちを“見える形”にすることが重要なのです。
熱意を形にする方法
ではどのように熱意を「見える形」にするのか。
当時私が調べたり聞いたりした中で、よく出てきたのがこちらの3つです。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ポートフォリオ作成 | 技術力の証明になる | スキルが必要&時間がかかる |
資格取得 | 客観的な証明になる | 試験勉強が大変 |
学習記録の発信 | 継続力のアピールになる | 即効性が弱い |
それぞれにメリット・デメリットがありますが、私のオススメは「資格取得」です。
というのも、知識もスキルも無い状態からポートフォリオを作成するのはかなり大変で時間もかかってしまいます。
その点、資格取得は目指す資格さえ決めてしまえば、目標に向かってすぐに動き出すことができます。
そして合格した暁には「努力した証拠」を分かりやすく客観的に相手に示すことができるからです。
私が転職活動に向けて実際にやったこと
私の場合、最初のSES企業で「開発」どころか「事務作業」しか経験できず、2年経って「さすがにこのままじゃまずい」と焦りはじめました。
そこで、「今度こそちゃんと開発ができる会社に行こう」と決意。
まず始めたのは、とにかく“情報を集めまくること”でした。
・現役エンジニアの友人
・社内の営業さん
・X(旧Twitter)
・Yahoo!知恵袋
など、人に聞いたり調べたりして「どういうスキルが評価されるか」「未経験なら何をやるべきか」を調べて回りました。
そこで出てきたのが、Javaの資格「Oracle Certified Java Programmer, Silver SE(通称Java Silver)」です。
Javaは業務系でよく使われている上、他の言語の理解にも繋がるので「未経験でも評価されやすい」と教えてもらったのです。
私はそのアドバイスを信じて、プログラミングの知識0の状態から独学で勉強を開始。
途中で何度も心が折れそうになりながらも、なんとか合格することができました。
※この時の勉強方法などは以下の記事にまとめています。
▶️ 未経験者が独学でJava Silverを取得した方法
その後の転職活動でやったこと
資格取得後、本格的に転職活動を始めた私がやったのはこちらの3つです。
- 転職サイトの活用
- 転職エージェントの利用
- 転職フェアへの参加
色々なエージェントに話を聞いたり求人を探したりしましたが、最終的に今の会社と出会えたのは3の「転職フェア」でした。
転職フェアのメリット
- 企業の担当者と直接話せる
- 書類選考を飛ばして話ができることもある
- その場で面談の約束を取り付けられるチャンスがある
- 無料で参加することができる(条件達成によりクオカード等が貰えることもあります)
特に「未経験」「実務経験なし」の場合は書類選考で落とされがちになるため、直接会って話せる転職フェアは未経験者の転職活動に向いていると言えます。
しかし、直接企業の方とお話ができる分、以下のようなデメリットも当然存在します。
転職フェアのデメリット
- 現地に行く必要がある
- 人気企業は混雑してなかなか話せない
- その場でうまくアピールできないと、印象が薄れてしまう
「コミュニケーション能力には自信があります!」という方以外にはハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、そこは勇気を振り絞っての頑張りどころです。
当時の私も直前まで参加を迷っていましたが、「雰囲気だけでも感じに行こう」という弱弱しい気持ちでなんとか参加しました。
長くなってしまったので、転職フェアでの様子については後半の記事でお話させていただきます。
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